【素材別・デザイン別】に見るフルハイトドアの種類
フルハイトドアとはどのようなドアか
フルハイトドアは天井とドアの上部にすき間がなく、天井にピッタリ接する高さで取り付けられたドアのことです。一般的なドアのように、上部にすき間がないので、ドアを開けると開放的な空間が広がり、部屋が広く見え、高級感のあるモダンな雰囲気の空間をつくります。ドアを閉めた時に枠が壁に隠れるため、すっきりとした印象を与えます。 壁とフラットにするには経験豊富な技術者による施工が必要で、一般的なドアに比べてコストが高くなる場合があります。
素材別に見るフルハイトドアの種類
木製フルハイトドアの特徴
床から天井までの届く高さがあり、ドア枠を壁の中に埋め込んで壁面と一体化するようなデザインが施されています。 木製のドアは湿度差や温度差の影響によって反りが発生しやすくなります。扉の内部にコア材とスチールパイプを埋め込み、ドアの内部の空気を循環させる「エアスチール製法」を用いることで、熱や水分による木材の反りを抑えます。ピンを引くだけでドアの脱着ができる「フルハイトヒンジ(丁番)」を採用することで、ドアを閉めた状態で前後・左右・上下の3方向調整が可能です。
ガラス製フルハイトドアの特徴
ガラス製フルハイトドアは天井まで全面ガラスのドアです。遮るものがないため視界がクリアで部屋が広く見え、たくさんの自然光を取り込んで空間を明るく保ちます。大きなドアでも静かに閉まる機能が搭載されているものが一般的です。
クリアガラスは開放感を望む人に向いています。すりガラスは寝室や脱衣所に適しており、光を取り入れながら視線を遮るため、プライバシーを守ることができます。 ガラス製のため、ドアを開閉する際、木製ドアよりも重く感じることがあります。指紋や汚れが目立ちやすいので、美しさを保つにはこまめな掃除が必要です。
異素材を組み合わせたフルハイトドアの種類
異素材組み合わせには、「ガラス + 木製フレーム/アルミフレーム」「金属素材 + 木目/塗装(アルミフレーム・メタル)」アート・布素材 + フレーム(ガレリア・ファブリック)などがあります。
ガラス + 木製フレーム/アルミフレームは、ガラスと木目やアルミを組み合わせたもので、スルーガラスを使用すると開放感のある空間になります。黒や白の素材とガラスを組み合わせると、モダンな印象を与えます。 金属素材にアルミフレームを組み合わせるとスタイリッシュなデザインに、ドアの表面に布を組み合わせると温かみのあるドアになります。
デザイン別に見るフルハイトドアの種類
シンプル・ミニマルデザインのフルハイトドア
ドアが隠れる構造を組み合わせて、ドアのノブや引手をできるだけ少なくすると、ドアを閉めたときに壁とフラットになり、まるで壁のように見えます。ドアノブや引手に突起がないので、すっきりとした空間が広がります。
マット仕上げやフラットな素材を採用して、壁の表面をすっきりさせると、インテリアに溶け込みます。存在を主張しない丁番やハンドルレスはドアの表面の美しさを強調します。 機能性を優先したデザインであるため、ミニマムな住宅やモダンな空間づくりに適したデザインです。
モダンテイストのフルハイトドア
モダンテイストのフルハイトドアには、和モダンやシンプルモダン、個性的なものなどのデザインがあります。 和モダンは伝統的な格子柄を現在風にアレンジしたもので、落ち着いた和の雰囲気に仕上がります。
シンプルモダンは、フレームをなくした1枚の大きなガラスでたくさんの光を取り込んだ明るくておしゃれな印象のドアです 布を使用した個性的なドアは、季節や気分に合わせてインテリアを楽しむことができます。 モダンテイストのフルハイトドアには、塗り壁風や木目調のカラーや素材が合います。
空間のアクセントになるデザインタイプ
白や木目調に、ドアの小口(エッジ)と引き戸の手掛部分に黒のラインを入れてモノトーンで引き締めると、落ち着いた大人の雰囲気の空間になります。 石目調やコンクリート調、繊細な木目など、壁紙とは異なる質感を選ぶと、ドアが主役になる空間ができます。
ドアに個性的なカラーを取り入れると、部屋の印象がガラッと変わり、空間が主役になります。 木目調やコンクリート調、レザー調など、素材感のあるシートを選ぶと、高級感や落ち着いた雰囲気になります。
開閉方式によるフルハイトドアの種類
開き戸タイプのフルハイトドア
開き戸タイプのフルハイトドアは、高さが天井まであり、下がり壁がないため、開放的で明るく感じます。 開き戸タイプには、枠が目に見えない「ステルス枠」や、ドアの着脱が容易な「フルハイトヒンジ」が採用されており、ペットドア仕様やスリット手掛けタイプなど、用途に合わせてさまざまなモデルがあります。
ペットドアはペットが自由に行き来できるので、猫や犬を飼っている方におすすめです。 扉が閉まる間際に速度が落ちて静かに閉まるソフトモーション機能が付いたモデルもあります。
引き戸タイプのフルハイトドア
上吊り式で床にレールがないタイプは段差がないので、掃除がしやすく、家事の時間を短縮することができます。 静かに閉まる「ソフトモーション機能」タイプ、スリットデザインで光を通すタイプなど、機能性とデザイン性が両立した製品が揃っています。
引き込み戸は壁の中に収納されているフルハイドドアで、開口部付近のスペースを有効活用できるのがメリットです。ただし、設置場所には戸が収納される壁面(戸袋)のスペースが必要となります。 開き戸に比べて気密性や防音性が低い場合があります。
特殊な開閉機構を持つフルハイトドア
センサーに手をかざすだけで開閉する「オートマチック式」は、ドアに触れずに開閉できるため、両手いっぱいに荷物を抱えているときや赤ちゃんを抱っこしているとき、車椅子での移動、リビング・キッチン間の移動に便利です。 開き速度や角度調整、一時停止機能なども搭載しています。
開閉中にぶつかっても自動で止まれるストップ機能付き、手で軽く押すと自動開閉する仕組みです。 もしも停電になった場合でも、開き戸のように手動で開閉できる専用のハンドルが付いています。
フルハイトドアの種類選びで注意したいポイント
空間デザインとのバランス
ドアの色を壁紙と同じ色や同系色の塗装を選ぶと、ドアが壁に溶け込みます。逆にアクセントとして際立たせる場合は、ダーク系や鏡面ブラックなどの素材を選びましょう。その際は、天井や他の家具とのバランスを見極めることが大切です。木目調は、フローリングや他の家具と色味と合わせると統一感が出ます。
リビングや廊下、ダイニングなど、目に入る範囲のドアの高さを揃えることで、視線が遮られず、空間全体が繋がっているように見えます。
採光・視線・プライバシーの考え方
天井まで高さのあるフルハイトドアは、扉の仕様によって光の通し方が異なります。 廊下や階段まわりに光を通し、部屋を明るくしたい場合は、ガラススリットの入ったデザインが適しています。 ガラスドアは開放感があり部屋が広く見えますが、ガラスの面積を大きくすると生活感が丸見えになるため、設置する場所を選びましょう。
寝室やトイレには不透明なガラスや採光なしのデザインを選択します。リビングや廊下はガラススリットや視線を遮るデザインにすると、光を取り入れながら、生活感を隠すことができます。
施工条件によって選べる種類が変わるケース
木造の場合、開き戸や引き戸に対応可能ですが、上吊り引き戸は、上部に固くて丈夫な木の下地が必要です。リフォームの場合、既存の開口部寸法や下地の強度によって希望通りの開閉様式が選べないことがあります。
フルハイドドアは標準的な天井の高さに対応していますが、これを超えるとオーダー対応になる場合があります。 クロス仕上げと塗り壁仕上げで下地処理が違うため、枠の見えないタイプは、壁材によって選べる種類が異なります。 フルハイドドアは壁が垂直・水平であることが重要な条件です。
フルハイトドア®という新しいスタンダードを築き、住空間の可能性を広げるドアづくりを追求。
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